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自分時間も家族時間も大切に
楽に楽しく暮らしたい
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あなた自身と
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住まいとコミュニケーション
片づけ収納からご機嫌に♪
自然体の私と暮らしづくりを応援
京都市のライフオーガナイザー
安尾かなです
もうすぐ90才も目前。
高齢の祖母とお正月に会って
話したことからの気づきを
書き残したいと思いました。
物の持ち方や収納の話なようで
心の話。
心とモノや空間はつながってる。
捨てた方がいい!より 『聴く』こと
親や親せき、物の持ち方
「捨てる、捨てない」
「ほっといて」と
ケンカになったことがあります。
ついつい身内だと、
良かれと思って言う。
しかもきつい口調で。
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捨てた方がええで!
こんなに持っててどうすんの?
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などなど。
そんなとき
ほっといて!
と返されることがあったならば
捨てた方がいいと言うより
聴くことを大切にすると
お互い納得がうまれるかもしれません。
テクニックでもなんでもないけど
私の経験と気づきをシェアさせてください。
ほっといてほしい本人も
物を捨てたらいいのにと思う家族も
その人と、その暮らしに
強い口調でぶつかることは
減るかもしれないから^^
思い出をきいてみることで 相手を理解できるかも。
物を残す背景には
大事にしたい大切な思い出が
セットとしてある場合がある。
たまたま子どもと母、夫が公園に遊びにいって祖母と私、二人きりになった時のこと。
足の調子が悪い祖母が背伸びをして
冷蔵庫の上から物をとろうとしていた姿。
私「危ないやん!言ってくれたらとるし」
祖母「大丈夫や、自分でとれる」
私「大体、こんな上に置いてると取りづらいやろ、毎日使う物なら置く場所変えたら?」
2年くらい会っていなかった間に
とても歳を重ねた感じの祖母。
話もつじつまが合わないというか
しっかりきっちりだったけれど勘違いも増え。
メインの部屋に介護ベッド、
色々な場所に手すりがあり
テーブルまわりに色々な物がストーブとともにある。
危険やなあ…
ついつい職業病もあり(笑)
次々と口走った私。
もちろん安全面を第一に考えて。
良かれと思って言った言葉
でしたが…
祖母「大丈夫。どこに何があるのか全部わかってるし、捨てるものは捨てた。
身の回りの物は動かさんといて。」と。
あ。しゃしゃり出てしまった。
とひっそり反省して
そこからはお口にチャック。
(母も最初は色々言ったけど最近は控えていると言っていたのを思い出します)
そのなかのひとつの
よかれと思っての一言。
「グラス、多いね。
こんなに要らなくない?」
↑このチラシで作ったゴミ箱!これが箱に入って冷蔵庫の上にありました。
そのとき祖母は私に、にこやかに。
そして寂しそうにこう返しました。
「そのグラスは〇〇さんがお茶しに来るたび、出してやったやつや」
「そのグラスは昼間からビール飲もうって、いつも缶ビールからこれにうつして、お互いよく飲んでたんや」
「そしてその隣は…」長くつづく
と私に対して話してなさそうやな^^
と思うような口ぶりでひとつひとつ
お茶のみ友達だった方達との思い出を語ってくれました。
ときに、もしその方がこの場にいるなら言ってやりたいと思ったことなども。
口出しなし、否定なし。
聴くに徹したけれど
なんか。
涙でそうになった時間でした。
近年、直近でも祖母は
とても仲の良かった何十年来のお友だちを何人か亡くしていて。
仕方ないとはいえ、コロナで入院のお見舞いも行けなかったり、突然の別れもあったりだったそう。
息切れしながら
言葉を発してくれました。
そのとき、こう気づいたんです。
グラスがこんなに要らないと
わかっていても
こんなにあることが安心材料。
今の祖母にとって
このグラスを持っていることは
重要なことなんだな。と。
(通路は確保できている物量です。)
あれこれ言ってしまったけど
そっとしておこう。
と穏やかな気持ちになった。
私にとってなんだか忘れられない
瞬間になりました。
物を捨てるかどうかというより
その背景にある思い出や思いを
きいてみると
お互いの気持ちが
まーるくなる
かもしれませんね。
気になることひとつだけ 提案はしてみた。
ちなみに。
どうしても、冷蔵庫の上の手作りゴミ箱。
チラシでつくるやつ!わかる人いるかな(笑)
毎日使うというのに、届かなさすぎでは?
食器棚の取りやすい位置に移動してみいひん?
嫌やったらもとに戻すし。
と提案してみました。
するとそれだけは
配置してみると
いいな。とは言ってくれました。
(今頃もしかしたら戻されてるかもしれませんが(笑))
実はそれを置くために、こっそりと。
グラスを少し他の戸棚の奥に移動させました。
捨ててはいませんし
見かけは気づかないとおもう。
全部で30個くらいあったので
そうしないと置けなかった。
【思い出をきいてみることで
その人にとって重要なものか
どうかが分かるのかも。】
優しく接しよう。
プライベートな家族の話ですが
すごく印象的だったし
多くの方が経験するかもと思い
ここに残したいと思いました。
孫と祖母なので、娘と母となると。
また大きく違っているとおもいますが。
ひとつの一家の経験として
読んでいただけると幸いです。
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